何十年も地元の気候の中で育ち、その土地の気温や湿度、天候に適した木材に育っているので、海外で育った輸入材よりも、この日本・長野の気候になじみ、長持ちします。
気候風土に適している県産材を使うことで、家族みんなが健康に過ごせる住宅を提供します。
特別用語老人ホームで、心身の不調やけがについて調べたところ、木材がたくさん使われている施設のほうがインフルエンザやけが、不眠などの発生率が低いという調査結果が出ました。高齢化社会を迎えるこれからは、人にやさしい木の空間で暮らすことが、健康で長生きできる秘訣かもしれません。
森林は、光合成により空気中の二酸化炭素を貯蔵する役割を果たしています。 また、住宅に木材として利用された後も炭素を貯蔵し続けるので(木材は炭素のかたまりです)、木材が貯蔵している炭素に相当する二酸化炭素を空気中から減らすことで地球の温暖化防止に貢献します。つまり、住宅に木材を使用するということは、街の中にもう一つの森林を造成することと同じ効果があるのです。
さらに、運搬などに莫大な化石エネルギーが消費される輸入材の使用量を抑え、県産材を多く使用すれば地球環境にかける負担を少なくすることができます。
地域の皆さんが地域の木材を使ってくれないと、森林整備(間伐)が進まなかったり、間伐が行われても間伐材は使われることなく捨てられることになったり、山が荒れてしまいます。地域の木材が積極的に使われることによって森林は元気に成長し、公益的な機能を発揮してくれるのです。