家づくり関係者の顔が見える安心の家

身近な森林(もり)の恵みを使った家づくりが注目されています。
これは、住宅に使われる木材が

  • ・どんな森林で育ったのか
  • ・伐り出された木材がどこの工場で加工されたのか
  • ・誰によって設計・施工されたのか
など立木から住宅になるまでの各工程に携わる人たちの顔が見えるように工夫された取組みです。
そのため、住宅に使われる木材の品質、住宅にかかるコスト等に対する消費者の信頼や満足感が得られやすくなっています。
もっと説明を!という方は以下の解説をお読みください。

Why?(グローバルな時代になぜ?)

身土不二:
近く(一里四方)でつくられた食材で人の健康が維持されるという考え方。
近くの山の木を使うことで、家も健康に。
木を育てた方がわかればさらに安心。
温暖化防止:
近くの山の木の運搬を最小限にとどめ、余計なエネルギーを消費せずに使うことが温暖化防止に有効。
循環型社会の実現にも通じることです。
森林を守る:
森林が、水や空気の循環を生み、生活を潤し、土砂などを抱えて生活に安心を与える。
森林の役割をちゃんと発揮させることが大切。また、近くの山の木を使うことで、海外の森林も守る。
リーズナブル:
安いとは言えないものの、エネルギーの消費につながる運搬にお金をかけるより木そのものや必要最低限の作業にお金をつぎ込める。
これこそが妥当な価格では?

What?(どんなものがあるの?)

木:
森の恵みの代表。
信州の木はどんどん生長しています。
使ってほしいという声が聞こえませんか。
土:
塗り壁は、室内の湿度調節の役割を果たし、結露を防ぐ。
カビの発生を抑えられるということ。
紙:
障子に使われるだけでなく、壁紙にも。
ビニールクロスより健康的で肌さわりも良い。
石:
(終の棲家に使うもの?)
古材:
民家の解体により出てくる梁・桁などは立派なものが多いです。
その再利用は昔ながらの分化。
連綿と繰り返される命のバトンに私達の魂は揺り動かされる。
渋柿・えごま:
自然素材の家づくりに欠かせない塗料。
地球にとってやさしいこと請け合い。
漆:
食器だけでなく、壁に塗ると光沢があり、長持ち。
炭:
床下に置くと調湿材として効果ありとのこと。
稲:
農作物として、地域の大事な資源。畳の芯として使われる。

Where?(どんなところで?)

山:
森は一般的に山にあります。
心身のリフレッシュのため、森林浴や登山をしたりしますが、そこで数十年、数百年にわたって育てられた木の伐採に立ち会うと、圧倒的な迫力に息を呑むとともに厳かな感じがしてきます。
谷:
森からの恵みの木もそのままでは家づくりに使えません。
柱や梁などの資材に加工されます。しっかりとした加工・乾燥技術がよい家づくりを支えるのです。
平地:
家づくりの最前線。家づくりの‘音’は、お施主さんならずともみんなの気持ちをワクワク、ドキドキさせます。
特にお施主さんだからこそ、誰彼はばからず、木をどんな風に使っているのか、どんな木組みをしているのか、すべてを見、体験することができます。

When?(いつそんなことをするの?)

いつでも:
今すぐ家づくりをお考えの方でなくても、将来可能性のある方や山に関心があるだけの方でもいいんです。
タイミングは問題ではありません。
家づくりを  
考え始めたら:
まず始めに考えることは、施工会社探し?
‘住まい方’ではないでしょうか。
ダイニングやキッチンはどんな空間になることでしょう。和室は?
例えどんな空間であっても手の触れるところには木が欠かせません。
いっしょに、柱や梁にどんな木を使ったらいいかも創造してください。
(家の設計を考えるなら、木の使い方を予め考え、
それを手配する人に早めに伝えておくと手遅れになりません。)

Who?(誰かがやってくれるの?)

お施主さん:
家づくりは、自ら体験すること、考えること、そして主張することです。
NPOなど:
家づくりをお手伝いします。
工務店、建築士、木材業者、森林所有者などなど多様な分野の方がアドバイスします。
行政:
NPOなどのお手伝いが関の山?
融資制度などでも応援しています。

How?(いったいどうやって?)

皆で考える:
森林の手入れは、所有者や行政ばかりの課題ではありません。
特に県産材の利用は県民皆が取り組む‘県民運動’的な課題です。
文明が森林の破壊とともに衰退したように、森林の荒廃による地域や地球の環境変化が、すべての県民の未来に影響を及ぼすからです。
皆さんならどうしますか?
家づくり
ツアー:
頭で考えるだけでなく、現場で体感すること。
それが私たちの生活や心を豊かにしてくれます。
エコツアー的な体験、見学ツアーで家づくりのすべてを見てみませんか。
こだわりの
勉強会:
自分で勉強したり情報収集するのもいいことです。
ただし、理解するのに非常に時間がかかったり、勘違いはありませんか?
コマーシャルベースの我田引水的な情報に振り回されていませんか。
しっかりとした講師のお話は信頼感とともに安心と自信に変わります。
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