信州木材認証製品

信州木材認証製品とは

信州木材認証製品センターが、一定の品質基準を満たした信頼の製品であることを認証した県産材を「信州木材認証製品」といいます。

信州木材認証製品は、長野県産のカラマツ、ヒノキ、スギ、アカマツなどを材料にした、柱・梁桁・壁板などの製品です。乾燥、品質、寸法についての厳しい基準をクリアしている信頼性の高い製品です。

県産材なら、安心して使える認証製品を!

なぜ、信州木材認証製品がいいの?

木材は、人や環境に優しい資材で、ぬくもりや調湿機能も持ちあわせています。もともと生物だったわけで、樹木だったときは多くの水を吸って生きていました。家づくりに利用するときはこの水分が困難のもとです。住宅の瑕疵や不具合の原因のひとつに、水分管理の行き届いていない生の木材があるという方もいるくらいです。その点、認証製品は含水率が20%以下の乾燥材ですから、安心です。とびら・ふすま等の不具合も発生しにくくなります。最近の住宅はエアコンの普及により湿度の低い状態が多いようですから、なおさら、乾燥材をお勧めします。

なお、未乾燥材でも腕のいい大工さんなら、木材の乾燥まで予知して木組みを考え、建てながら木を乾かす方法を知っていますから、認証製品でなくても心配ないかもしれません。ただし、どんな大工さんでも大丈夫と言えないのが心配な点です。

認証製品供給のしくみ

主な認証の基準

1. 含水率

柱・梁などの構造材 20%以下(カラマツ・アカマツ芯持ち材は18%以下)
敷居・鴨居などの造作材 18%以下(カラマツ・アカマツ芯持ち材は15%以下)
壁板・フローリングなど内装材とすべての集成材 10±3%
接着重ね梁 構成エレメントが15%以下
下地材 20%以下
デッキ材 構造用デッキ材20%以下(カラマツ・アカマツ芯持ち材は18%以下) 板類のデッキ材12±2%

いわゆる乾燥剤です

2. 等級

等級表示がない場合 強度等級3級以上=強度に影響ない程度の節あり
等級表示を行う場合 強度等級(1〜3級又はE50〜150など)
<強度等級の表示方法>
1〜3級
節の大きさなどを測定して区分する指標。人の目で確認して決める。
E50〜150
材の強さを「荷重」と「たわみ」などの関係から導きだした指標(「ヤング係数」という)。
打撃式の機械などで決める。

3. 寸法

構造材(仕上げ) 木口の短辺・長辺
75mm未満:-0~+1.5mm  75mm以上:-0~+2.0mm
造作材(仕上げ) 木口の短辺・長辺
75mm未満:-0~+1.0mm  75mm以上:-0~+1.5mm
壁板・フローリング 幅:±0.5mm以内  厚:±0.3mm以内  長:-0mm

【 認証基準 】

信州木材製品認証基準(全文)pdf

認証製品の製造工程

認証工場一覧

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