安心の長野県産材

県産材ってなに?

一般に、県内で生育し、県内で製材等の加工のなされた木材を「県産材」と言います。

長野県の県産材で代表的なものにはカラマツがあります。

信州の森林には色々な木が植えられています。
新緑や紅葉が美しいカラマツ、伊勢神宮などの神社仏閣建築に使われることが多いヒノキ、成長が早く、加工が容易なスギ、暖かな色味が美しいアカマツなど、どれも家をつくるには適した木です。

特にカラマツは長野県の人工林面積の約50%を占めています。
現在は乾燥技術が進んだことで、一般的に建築材料として使用されています。

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また、長野県の住宅助成制度「環境配慮型住宅助成金」や公共的建築物では、「県産材とは、信州木材認証製品センターが認証した県産の木材」としています。

なぜ、県産材を使うことがいいの?

地域の木材を使うことが森林を元気にする

信州の森林の多くは戦後植林され、手入れを続けてきた結果、いま大きく成長し、成熟期つまり利用の適期を迎えています。
木材が積極的に使われることによって、森林は元気に成長し、公益的な機能を発揮してくれます。
森林はわたしたちがつくり、育て、利用できる「再生可能な資源」なのです。

森林は私たちがつくり、育て、利用できる再生可能な資源なのです。

長野県の主な県産材

スギ

幹が直通で、木目がはっきりして美しく、柱・梁や壁・床材などに使われています。
香りが脳の血流を促進し、血圧降下の効果もみとめられています。

ヒノキ

色白で木目が美しく、独特の芳香特徴的。 木曽ひのきに代表されるように古くから高級材として建築に利用されてきました。
耐久性が高く、アレルギーの原因となるダニの行動抑制やカビ、細菌にも抵抗力があります。

アカマツ

幹は通直ではありませんが、強度が高いことから梁桁材などに使われてきました。
暖かい色合いを活かして、床材としても使われています。

カラマツ

木目がはっきりとして、中心部の赤みが美しく、住宅建築や杭材などに使われてきました。いまは、その強度や木目を活かし、構造材・床材・壁板などにも使われています。

長野県産材の良いところ

健康に良い

  • スギ … 香りが脳の血流を促進・血圧降下
  • ヒノキ・ヒバ … アレルギーの原因となるヤケヒョウダニの行動抑制カビ・細菌に抵抗力
  • ヒノキ・ツガ・ネズコ … 香りがストレス解消

耐久性が良い

  • ヒノキ・ヒバ・クリ … 耐久性が要求される土台に適しています。
  • ヒノキ・コウヤマキ・サワラ・ヒバ … シロアリを寄せ付けない。

信州産カラマツは建築用材に使える

  • 信州に多く植えられているカラマツは建築用材に使えます。
  • 乾燥技術の進歩・集成材加工などによって「ヤニ」「狂い」などの欠点が克服されています。
     → 梁・桁への利用
  • カラマツは年数が経過するとともに赤みが増して、その風合は好まれています。
     → 内装材への利用
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