- 自慢の山・山造りの達人達の紹介一覧
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自慢の山・山造りの達人達の紹介 詳細
私の山造り
・所有面積 70ha
・主な樹種 杉、桧、広葉樹(ナラ等)
半分以上は自分で植えました。地形や土を見て適地だけにスギやヒノキを植えました。
ご紹介する山の木・山の作業状況
スギ・ヒノキの優良材生産を目標としています
自慢のスギ林・太さが伝わるでしょうか
< 主な手入れの状況 >施業履歴
この地域は、200年位前から植林が行われており、大径木は、明治の初期から大正にかけて、
おじいさんや親父により植えられたもので、木は先祖が残してくれた宝です。
「スギの大径木は昔、木挽きさんが山で挽き割り6尺材にし、 背板で天竜川まで運び、筏の上に乗せて、天竜市方面へ運んでおったんだに。」山の中にある、「唐渡の森神社」の御神木は、高さ40m以上で胸の高さの直径が150㎝以上のスギの大木です。
抜き伐りの繰り返しで山を守る
- 枝打ちは、昭和30年代から実施してきました。
- 間伐を繰り返す施業を実施しています。
- 作業路の開設は、昭和50年代後半から行っており、現在も開設中です。
幅員は約2mで総延長は6,000mを超えました。 - 複層林化は昭和60年代から取り組んでおり、スギの下にヒノキを
ヘクタール当り3,500~4,000本の割合で植えており、
下層木の手入れは、雪起しと枝打ちを実施しています。 - 抜き伐りは、隣同士の木の枝が触れ合い始めるようになる時期を目安
に実施しています。 - 丸太は、主に近隣の市売りにかけています。
こんな木もお届けできます
・スギ (柱・桁・梁などに最適、磨き丸太の在庫あります)
・ヒノキ (柱にどうぞ)
山づくりのモットーなど
- 「質のいい木をつくる」山の木を育てるには、長い時間が必要です。
現在のように林業にとって厳しい時代もありますが、今、手を抜くわけには行きません。
手を抜くと木はよくならないし、林はすぐに荒れます。 - 林を適度な込み具合に保つよう間伐(抜き伐り)などの手入れを進めていくと、
芯から外側まで年輪の幅が2~3mmに一定した、素直で一番力を発揮する材になります。
育ちの良すぎる木や欠点のある木は早めに伐採しましたから、
今はいい木が残っているんです。 - また、これを安く提供するために、巾は狭いけれどどこにでも入れる作業路を入れて、
こまめな伐採(間伐)を繰り返すこととしています。 - わたしも次の世代にこの木を残したい。
そのためには、針葉樹はもとより広葉樹も適度に育てながら、
長伐期施業による複層林化を進めていきたいと思っています。
自己紹介
名前 | 村澤崇 |
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住所 | 〒399-1201 長野県下伊那郡天龍村大字平岡1807 TEL:0260-32-2423 FAX:0260-32-2432 |
活動・事業内容など
●活動
「伊那谷の森で家をつくる会」の建築家の皆さんや工務店も紹介できます。
●家づくりについて
- 最上の木材を提供するためには、昔から秋彼岸の頃よりの伐採が望ましいと言われており、
木材の成長が止まり、水分が少なくなる時期で、伐採後葉をつけたまま3~4カ月葉枯し乾燥をしますと、
スギは特に軽くなり、強度が増し、色もピンク色の材が生産できます。 - わたしも自分の山の木で家を建てました。一度見に来てほしいと思います。
- 伐採から製材建築までには、3年以上を要しました、特に造作材は一夏一冬を経過した、乾燥材の提供を大工さんから求められました。
- 木のよさを引き出すこつは時間を掛けて、じっくりと取り組むことだと思います。