Q&A

県産材を使うと坪単価が格段に上がる?
県産材を使うと森林が破壊される?

疑問はつきませんしあれこれ考えると不安です。
でも家づくりは一生に一度の、最も大きな出費です。
この際にしっかりと悩みを解決するべきではないでしょうか。
これから家づくりをお考えの方々にご提案します。
信州の未来や私たちの暮らしを一緒に考えませんか。

Q1. スギの柱は一本いくらでしょう

スギの柱一本の値段をご存知ですか?
(柱:四寸角[120×120×3,000mm]の場合)

約4千円
約4千円
約4千円
答え
ア:約4千円

スギの柱は、認証制度の乾燥材製品で、約4千円程度です。 高いと思いますか?意外に安いと思いませんか。30~40年間育ててきた木を伐採、加工してもこんな値段にしかなりません。

Q2. 家づくりに県産材を使うと格段に値段が高くなる?

現在、家を建てようとしているあなた。設計の段階で構造材などを外材から県産材に置き換えてもらったら、やっぱり高くなると思いますよね。
では、一体どれくらい高くなると思いますか。

30~50万円
約100万円
約200万円
答え
ア:30~50万円

県庁の林務部が調べたものでは、一般的な住宅の建設の場合、30~50万円ほどだったと聞いております。高いとお思いですか、そうでもないと思いませんか。
工事費2千万円なら2%程度です。長野県で実施している「ふるさと信州・環の住まい助成金」を使えば、新築・購入で100万円、リフォームで40万円の助成を受けることができますから、関心のある方は是非問い合わせてみてください。

【ちょっとウラ話】

ある建設会社が木材に関わりのある方の住宅建設に携わることになったそうです。施主は「柱など構造材は県産材で」と希望を伝えると、営業マンは右手の指を広げて、「4~5百万円高くなります。」「そんなはずはない。あした出直して来い。」と追い返したら、次の日「40万円プラスの2040万円で出来ます。」と頭をかいて謝ってきたそうです。知らぬが仏?いやいや、知らぬが地獄・・・・。

Q3. 木材費は建設費のどれくらいを占めるの?

木材は価格が高そうだし、 木材費は建設費に占める割合は高いんでしょうか?

10~15%
20~30%
30~40%
答え
ア:10~15%

県産材を使うと住宅建設費が格段に高くなると思われがちですが、決め付けないでください。住宅建設費に占める木材費の割合は10~15%程度です(下のグラフを見てください)。家を支える構造材や人が触れる機会の多い造作材として使われる木材にもかかわらず、意外に比重が小さいと思いませんか。県産材を使ってもそんなに高くなるはずもありませんよね。

木造建築コストの試算

木造建築コストの試算

それに比べて、キッチンやバス・トイレに必要以上にお金をかけていませんか。住宅設備は構造材などに比べたら、そんなに長くは使いませんよね。浮いた費用で、屋台骨である構造材に県産材を使ってみませんか。

Q4. 県産材に正当な値付けをしたらどうなるの?

さて、木材の価格は高いようで、そうでもないようです。
一体どのくらいの水準が適正な価格と言えるのでしょうか?

答え
平成12年では昭和40年ごろと同じ水準にまで下がっています

使う側からすると安ければ安いほどいいわけですが、木材を作る側もボランティアで出来るわけがありません。木材価格をデータで見てみましょう。昭和50年代に最も高くなった価格は以降下がりつづけ、平成12年では昭和40年代ごろと同じ水準にまで下がっています。参考に消費者物価指数は同じ期間に3倍に、労働賃金は4倍に高まっているのにです。(下のグラフを見て下さい)

長野県における木材価格と労働賃金の推移

長野県における木材価格と労働賃金の推移

また、木材価格の適正水準については、「木の家に住むことを勉強する本」にも書かれているように、「熱帯林が安かったのは、更新・環境・社会費用をみないで、原生林を買い叩いて」いたからだとし、「人に犠牲を強いてマイホームを手に入れるというのでなく、適正費用は払うべき」という意見もあります。

今、長野の森林から生み出される木材を買い叩くことなく、適正な水準で売買するためにはどうすればいいのでしょうか。やはり木材の価格に注意を払って見ていくべきなんでしょうね。キッチンやバスの値段に気を使うように。

Q5. なぜ、信州木材認証製品がいいの?

では、県産材なら何でもいいんじゃないの。
スギ、ヒノキやカラマツなら近くの製材工場で挽いているのを見たわ。このHPも、県の融資制度でも認証製品と言ってるけど本当に必要なの?

答え
認証製品は含水率が20%以下の乾燥材だから安心

木材は、人や環境に優しい資材で、ぬくもりや調湿機能もあったりします。もともと生物だったわけで、樹木だったときは多くの水を吸って生きていました。家づくりに利用するときはこの水分が困難のもとです。住宅の瑕疵や不具合の原因のひとつに、水分管理の行き届いていない生の木材があるという方もいるくらいです。その点、認証製品は含水率が20%以下の乾燥材ですから、安心です。とびら・ふすま等の不具合も発生しにくくなります。最近の住宅はエアコンの普及により湿度の低い状態が多いようですから、なおさら、乾燥材をお勧めします。

なお、未乾燥材でも腕のいい大工さんなら、木材の乾燥まで予知して木組みを考え、建てながら木を乾かす方法を知っていますから、心配ないかもしれません。ただし、どんな大工さんでも大丈夫と言えないのが心配な点です。

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